みえ教育ネットワーク

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高垣さんの講演に期待高まる……「自己肯定感」と今日の子育て・教育

 みえ教育ネットワークは2月4日に「2012春を呼ぶ!みえ教育ネット教研集会」を鈴鹿市内で開催します。
 記念講演は高垣忠一郎さん、演題は「子ども・若者の生きづらさと自己肯定感」です。「高垣さんはいちど三重県にもお呼びしたいと思っていた」と不登校問題の関係者もおっしゃっており、期待が高まっています。
 午後は分科会です。人数によっては、さらにいくつかの分散会に分けることも考えています。
 会場の「ジェフリーすずか」は地元以外の人にはなじみがないかもしれませんが、鈴鹿市役所北(踏み切り手前)の信号を西進すればすぐにわかります。多くの参加をお待ちしています。

「自己肯定感」と今日の子育て・教育高垣忠一郎さんの講演記録より〜
 「太郎ちゃんを見てごらん、あんなによく勉強しているよ」「次郎ちゃんを見てごらん、あんなにいい学校に行ったよ」「花子ちゃんを見てごらん、あんなに元気でお外で遊んでいるよ」こんな風に常に他人と比べて追い立てるメッセージを受け続けて育つ子どもたちは、そのメッセージをどのように受け取るでしょうか。
 それは「あなたがあなたであって大丈夫」というメッセージではなく、「あなたがあなたであってはダメなのだ、太郎や次郎や花子でなければならない」という風に受け取られます。そういう子どもたちのなかに「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感は育ちません
 また競争原理に支配された目で子どもを見ていると、比較できる部分しか目に入らなくなります。なぜならば比較して、順位をつけることができるのは、身長や体重、学校の成績など部分的な特性でしかありません。丸ごとの一人ひとりの子どもを比較して、順位をつけることはできません。
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 そういう「評価の目」をシャワーのように浴びながら育った子どもたちのなかにはある種の「傷つきやすさ」が巣くいます。つまり、ちょっとある部分を批判されたり、注意されただけで、丸ごと自分が否定されたように感じて傷つき、落ち込んだり、パニックを起こしたりするのです。