三重県教育委員会は「安保法案」成立直後の9月25日、「安保関連法案を主たる題材にした授業を実施しましたか?」などの調査を県下の全高校に対して行いました。
これに対して県内の教職員団体など5団体が、「これは子どもたちに真実を教えようとする教職員を萎縮させるもので、やってはならないこととだ」と抗議をしました。県教委は「意見の分かれる事柄は、一方のみに偏ることなく両論を教えることが政治的中立だ」と言い、団体側は「憲法が無視され平和が壊されようとしているときに、政治的中立とは何かが問われているのではないか」と反論しました。
18歳選挙権が実施される中、主権者教育はどうあるべきか、考えなければなりません。名古屋大学大学院教授の中嶋哲彦さんは、雑誌「世界」12月号に「主体的政治参加のための政治的教養と内発的参加要求」を執筆されています。
このたび三重県の状況も踏まえ、中嶋さんをお迎えしての講演会が開催されます。1月16日(土)10:00〜サンワーク津、主催はみえ教職員懇話会。以下の要綱をご覧下さい。
「若者の政治参加と政治教養のための学習・教育」
中嶋哲彦氏
(名古屋大学大学院教授)
中嶋哲彦氏(なかじま てつひこ)
1955年 名古屋市生まれ/名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授 教育行政学、教育法学/名古屋大 学法学部卒、久留米大学講師・助教授、名古屋大学教育学部助教授を経て2002年より現職。全国大学高専 教職員組合中央執行委員長。/全国唯一、学力テスト不参加を表明した犬山市の教育委員として活躍されました。
1月16日(土)
10:00〜 12:00
サンワーク津
<協力費500円>
どなたもご参加いただけます。
主催 みえ教職員懇話会
〒514−0015 津市寿町7−50
TEL&FAX 059−225−3401
携帯080−5127−6446
みえ教職員懇話会は三重県の教育の民主的発展を願う教職員(現職・OB)が集まってつくったゆるやかな懇話会です(2008年8月発足)。
会員の要求にもとづいて学習会やシンポジウム、県教委との交渉などをしています。
事務局長は浦田武昭(元三教組北勢高支部長)