２０１６年 明けましておめでとうございます。
写真は鈴鹿市白子海岸の初日の出。今年も大勢の人が海岸に出て、日の出を迎えました。そのほとんどが若い人です。以前だと初日に向かって手を合わせる年配者もいましたが、若者は、ただ眺めるだけ。まあ、イルミネーション見物とおなじような一種のイベントなのでしょう。太陽を背に友だちと一緒に自撮りカメラに収まる姿も見られました。
さて、去年の夏、国会前に集まった若者たちの行動を称して「市民革命」と呼ぶ人たちがいます。政治に対して声を上げることを長いあいだ忘れていた日本人が、あの国会でのやりとりを聞いて「これはあかん」と思い始めたことは重要です。
６月４日、国会に参考人として招かれた３人の憲法学者が、揃って「安保法案は憲法に違反する」と言い切ったのも衝撃的でした。その一人、小林節（こばやし・せつ）慶応大学教授を招いて講演会※を開こうと言う計画が鈴鹿ではじまっています。
長い間ひたすら運動を続けてきた世代と、「これはあかん」と自覚した人びとが、敷き布団と掛け布団のように一体となる（中野晃一上智大学教授の例え話）ことで、新たなパワーが生まれています。このパワーでアベ政治にガツンと一撃を加えたい、そんな思いが湧いてくる初日の出でした。 （よ）
※小林節講演会は５月２２日（日）１３：００〜鈴鹿市民会館にて開催されます。主催は「戦争させない！小林節さん鈴鹿講演会実行委員会」 参加費５００円
