日本がベスト１０入り
サッカーやテニスの話題ではありません。軍事力のランキングです。グローバル・ファイヤーパワー(Global Firepower)が２０１４年２月に発表した「世界の軍事力ランキング2014年版」によると、日本は昨年公表の17位から10位までランクアップしており、防衛費(491億ドル)は世界6位となっています。
中日新聞の投書欄で７０歳の女性の発言が目にとまりました。引用します。
「最近の新聞には集団的自衛権の閣議決定に反対という記事が非常に多く載っています。しかし今のままの弱い日本で良いのですか。私は軍事力を持てない憲法が日本を弱体化していると思います。他国から攻められてもやり返す力もなく、乗っ取られるままの日本でよいのですか。・・・日本に経済力だけでなく軍事力もあれば、近隣国も今のような態度はしてこないでしょう。日本が軍事力を持つと言うことは近隣国と仲良く平和にやっていく最大の手段だと思います。 （後略）」
日本の自衛隊が世界１０位だということは、案外知られていないのかもしれません。「戦争はしない、戦力は持たない」と憲法で決めた日本ですが、「自衛のための最小限度の戦力」が、これほどまでの大きさになりました。この軍隊が海外に出て行くとなれば、世界にとって新たな脅威でしょう。同日の中日新聞が「軍事突出が過ぎないか〜安倍外交を憂える〜」とタイムリーな社説を掲げているのも肯けます。 （Ｙ）
