みえ教育ネットワーク

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映画「教育と愛国」ぜひ観て下さい!11月27日

 「教育と愛国」というタイトルの映画が作られた。

11月27日には四日市市総合会館8階視聴覚室で上映される。

(①10:00~ ②13:00~ 上映協力券1000円)。

 

 また来年2月にはみえ教育ネットワークも無料上映会を計画している(2月12日=建国記念の日の翌日 河芸公民館またはリージョンプラザを予定)。

 

一体どんな映画なんだろうか。

ひとりの記者が見続けた“教育現場”に迫る危機

教科書で”いま”何が起きているのか?

 

 いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。

 

 軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、昨今この流れは大きく変わりつつある。2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。

 

 2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。

 

 本作は、

☆歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、

保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、

☆新しく採用が始まった教科書を使う学校や、

慰安婦問題など加害の歴史を教える教師・

☆研究する大学教授へのバッシング、

☆さらには日本学術会議任命拒否問題など、

 大阪毎日放送MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した。

 

 教科書は、教育はいったい誰のものなのか……。

 

 以上は映画「教育と愛国」公式ホームページより引用した。

 

いち早く映画を観てきた教育ネット組合員のK・Sさんは次のように感想を述べている。

 

映画『教育と愛国』を観て感じたこと

 2006年の教育基本法改正の前に教科書出版社が倒産に追い込まれた事実についても、詳しく映像編集で構成されている事に驚きをもって感動しました。教育基本法に愛国の内容を押し込み、その後の教科書検定や採択にも大きく影響していることがよくわかりました。

 昨年文科省の教科書採択替えの通達文書をHPで確認した時に、中学校社会(歴史)教科書を自由社の『新しい歴史教科書』のみ採択変更可能とするこんな恣意的なことが現実として行われていいことなのかと、私は驚きと憤りを覚えた事を思い起こしました。

 また、子どもの事や教育に関してもどんどん内閣府に取り込まれていく方向に、大いに不安です。子ども家庭庁で、就学前の子どもたちが児童福祉法教育基本法から主管が内閣府に移されて、時の政府の意のままにされていく。就学前の小さな子供たちの1日過ごす場が、コンビニを改装した所やビルの空き店舗のみや個人の駐車場だった狭い場所で、園庭すら無い施設を四日市や桑名で最近見られます。設置基準の改悪は酷いものです。

 さらに桑名市では小中一貫義務教育学校の計画がなされ、学校にプールは造らず、水泳授業は民間のプールに委託されるという計画です。子ども人口減少による学校施設適正化と称する統廃合の動きも心配です。

 子どもたちの現場から経費を削減し、心は愛国の方に向かわせられて、防衛予算はどんどん増額!?  何と恐ろしい方向でしょう! しっかり注視していかねばと思います。  (K・S)

 

教育現場を憂える人にぜひ見ていただきたい映画だ。 

11月27日(日)です。

(よ)