みえ教育ネットワークが四日市市教委と交渉
昨年末の12月27日(木)、みえ教育ネットワーク教職員ユニオン北勢支部と四日市市教育委員会との交渉(懇談)が行われました。教育ネットからは書記長はじめ4名、市教委からは指導課長はじめ5名が出席しました。
■まず問題になったのは、学力テストです。「四日市市教委が過去問題をさせるといっていることは問題だ」というネットの指摘に対して「他の県は、学習指導要領に基いて文科省が作っているこの問題をやらせている、それに対して、ふだんやってない四日市の子どもたちにやらせてみるということは必要であると思う」との回答。「県教委の小中学校教育課の担当と話し合ったときに、事前にその問題を何回かやらせることは望ましいことではないとおっしゃったが、これは、県と市とで見解がちがうということか」と重ねて問いましたが、明確な答はありませんでした。
(※学力テストに関しては、2月9日(土)に行う「2013春を呼ぶ!みえ教育ネットワーク教育研究集会」の午後の「学力テスト」分科会の中で、県・市の取り組みの問題点をとりあげ、参加者といっしょに考えます。)
■次に中学校のデリバリー給食については「三重県下では、多くの学校が完全給食(センター方式)になっている。残り少なくなってきたデリバリー給食だが、四日市では3割前後の利用にとどまっている。完全給食への移行・見通しを聞かせてほしい。」との問いに対し「今すぐに現在の方式を変えるということは考えてないが、将来的にデリバリー併用性が最終ではなく、よりよい方向を作り上げたい。検討については、来年度に保護者代表・学校関係者を交えて、検討会議を立ち上げたい」とデリバリー給食見直しにつながる前向きの回答でした。
■普通教室へのエアコン設置の要望については「H26年からの推進計画に載せていくかどうか検討していきたい。他の市町でこれだけ付けている状況の中で、全くつけないわけにはいかないと思うが、もう少し時間がかかる」とこれまた前向きの回答でした。
■そのほか、30人学級実現、教職員の過重労働解消、介助員・支援員の増員などについて、現場の要求を教委に届けました。また指導力向上研修が教職員の意向を無視したものにならないようにすることを要求しました。
グラフは「みえ労連・第2回教育アンケート(2012年)」より