みえ教育ネットワーク

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「メリットが見えない学力テスト、いったん廃止してはどうか」と朝日新聞

 文科省は8日、今年4月に実施した全国学力テストの結果を公表しました。翌日の新聞はいっせいにその内容を報じましたが、「小6理科では、天気の様子と気温の変化の関係について、データをもとに分析し、その理由を記述する問題の正答率が最も低く17%」(産経新聞)と、私たちみえ教育ネットワークが指摘(6月10日付ブログ参照)したことを裏付ける結果となっています。

 朝日新聞の《解説》は、「抽出されなかったために自主参加する市町村や学校も多いが、『隣も参加するから』という横並び意識がのぞく」とまるで三重県のことを指しているかのようです。そして「メリットが見えず、手法も定まらない。いったん廃止し、ゼロから制度設計し直してみてはどうか。」と言い切っています。

 学力テストは競争をあおり、子どもや先生を追いつめます。そればかりか、日常の授業を変質させてしまう危険なものです。8月18日にみえ教職員懇話会が、三重大学教授の橋本博孝さんを招いて「このテストで子どもたちの学力は測れない」という時宜にかなった講演会を計画しています。今の時期、この問題に関心ある多くの方の参加が期待されます。

 みえ教職員懇話会が下記のように講演会を計画していますので、再度お知らせします。
 講演会「このテストで子どもたちの学力は測れない」
お話しする人 橋本博孝さん
日時 2012年8月18日(日)2:00〜4:00
場所 アスト津3階イベントコーナー参加費 無料・どなたでも自由に参加できます
主催;みえ教職員懇話会

<開催趣旨>
しのびよる学力競争、変質する教育現場
    あなたの学校は大丈夫?
 2012年4月17日に第6回全国一斉学力テストが行われました。3割の抽出調査だったはずですが、鈴木英敬知事による「学力向上」のかけ声のもと、三重県では99.3%(全国では81.2%)の学校が参加しました。
 学力テストは競争をあおるだけで学力向上に役立たないと感じている人も多いというのに、いったいどうなっているんでしょう。三重県の教育現場に何が起こっているんでしょう。

 みえ教職員懇話会はこの問題を考えるために、三重大学の橋本先生をお招きして、講演会を行います。子どもたちは一体どんなテストを受けさせられているのか、講演では実際のテスト問題を例に挙げながら、お話していただきます。
 参加無料、どなたも自由に参加できます。お誘いあわせの上どうぞお越しください。 (講演会案内チラシより)