みえ教育ネットワーク

「 みえ 教育 ネットワーク 」は 三重県に勤務する、教育に関わる 全ての 職種 (正規・非正規 とも)、誰でも一人から入ることができる労働組合です。無料ブログのため、CMが入りますが、ご了承ください! ホームページは https://menwtuhp.jimdofree.com/ にあります。                 

2017春を呼ぶ!みえ教育ネットワーク教育研究集会・記念講演

「見切り発車は危険」と江利川春雄さん
〜2017春を呼ぶ!みえ教育ネットワーク教育研究集会・記念講演〜

   2017年2月4日(土)10:00〜 津市河芸公民館 

  2020年東京オリンピックの年から、5・6年に教科としての「英語」、3・4年に「英語活動」が本格実施(2018年度から先行実施)されます。「英語を早く学んだほうが上達するかというと、そういう学問的な根拠や実証的なデータはありません。」と江利川先生は警鐘を鳴らします。「2017春を呼ぶ!みえ教育ネットワーク教育研究集会」では道徳の教科化など問題の多い新指導要領について、教職員・父母・市民がいっしょに学びます。参加無料。お誘い合わせてご参加下さい。

  以下、講師の江利川先生が新聞紙上で語った発言を紹介します。
 ****************************************************
  「小学生のような入門期の英語指導は最もむずかしい。文法も知らない、語彙もない子どもたちに、もっぱら音声で指導しないといけないからです。」

「英語の音声は日本人には大変むずかしい。発音や会話は日常生活で使っていれば上達しますが、日本ではまず使う環境にありません。」

「一般の小学校教師に・・・むずかしい音声を中心にした指導をしなさいというのは無理難題です。」
「英語を早く学んだほうが上達するかというと、そういう学問的な根拠や実証的なデータはありません。」

「小学校段階で英語の学習効果が有意に出るには1500〜2000時間が必要といわれています。ところが国がやろうとしているのは3〜6年で合計しても210コマ、一けた違います。」

「教育で見切り発車は一番危険。小学校英語を拙速にすすめようとする背景に巨大企業、グローバル企業の教育要求があります。」

「中学校においても『英語で授業を行うことを基本とする』
と定めるのも危険で、英語嫌いを増やしかねません。」
  **************************************************
 小学校の先生、中学高校の英語の先生、これから先生をめざす学生さん、子どもを持つお父さん・お母さん、安倍教育改革を憂う市民のみなさんなど、多くの方々と共に学びあいたいと思います。詳しくは下記のチラシをご覧下さい。