みえ教育ネットワーク

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全国臨時教職員交流集会 愛知にて 450名

 8月10日〜12日、臨時教職員問題学習交流集会が愛知県三谷温泉で開かれました。全国から臨時教員、正規教員、父母など過去最多の450人が参加しました。開会総会で山口正・全臨教会長は「8月8日、三重県でも豊かな教職経験を持つ臨時教員に不当通知がとどきました」として、Nさんの事例を紹介しました。
 Nさんは臨時教員歴16年。三重県臨時教職員問題を考える会の中心メンバーとして活躍し、県教委に臨時教職員制度の改善を訴え、徐々にその実現をかちとってきました。
 そのNさんが今年は一次試験で不合格。Nさんはその悔しさをのりこえ全体集会で発言しました。「三重県では5年前より講師経験者に対する特別選考を実施しています。現場での経験を重視しようという選考のはずですが、実際には一般選考受験者と合格率はほとんど変わりません。筆頭試験の一部が免除されるだけで、試験内容もその評価基準も一般選考となんら変わりません。実際、多くの特別選考対象者が不当通知を受けています。」「本当に重視しているのは講師の経験ではなく、講師としての経験をいかにうまく面接官にアピールすることができるか、面接官がそれをどう受けとめるか。」・・・・大分の事件(3年前、大分県で不正な教員採用の実態が明らかとなった事件)以来、人物重視・面接重視から点数重視・成績重視へと戻ってしまったようだ、とNさんは言います。
 そんな中で、目の前の子どもたちと向き合うことと、採用試験の勉強に時間とエネルギーを割くことの両立は、どれほど大変なことでしょうか。Nさんは「これまで私にかかわっていただいたすべての皆さんに感謝します。まだこのままでは終わりません。これからもよろしくお願いします」と決意を述べ、大きな拍手に包まれました。