みえ教育ネットワーク

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中部・北陸・東海ブロック学習交流会に参加

 12月3日と4日、石川県で行われた2011教組共闘「中部・北陸・東海ブロック学習交流会」に行ってきました。学ぶことの多い交流会でしたがその中から・・・。
 一日目は磯崎教組共闘事務局長の情勢報告から始まりました。総理大臣がどう変わろうが国民は安心して生活できない、という深刻なお話でした。
 現地報告は、「パワハラ攻撃に抗して」ということで、女性教諭からの切実な実態と、石川県下の実態や取り組みの報告がありました。どの県も、パワハラの問題と長時間労働についての問題を熱心に意見交換しました。
 二日目は各県からの報告でした。
 中でも、福井県の「学力テスト」に関する状況が深刻です。福井県は、全国学力テストで上位にあり、県教委はベストテンを維持すると言っています。そのために、少人数授業では、2年生から6年生までの35人以上のクラスでは2人制(担任と少人数授業をする教諭)を置き学力保障をしています。しかし、県教委は、点数の悪かった問題に対し、よく似た問題を独自に作成して実施させ、報告書まで出させているそうです。また、中学校で問題を作り、小学校で実施させ、これも報告させているそうです。極めつけは、県下「ワースト3」の学校には、「学力対策報告書」があるそうです。
 教職員の勤務状態も深刻です。(1)代休振替なし(大会引率)(2)夏休み普通勤務 (3)長時間労働等、無権利状態がいまだに続いています。教職員は、疲れきっているそうです。そして、女性教諭が育児休暇を校長へ申請しに行くと「物を持ってこないのは初めて」と言われたとのこと。
 これらの報告を聞いて、橋下新大阪市長鈴木英敬三重県知事の顔が浮かびました。我が三重県でも、「学力テスト」のために教育がゆがめられることのないようにしなければ、との思いを強くしました。