みえ教育ネットワークにとって、2012年の幕開けは、従来にもまして慌しいものでした。
12月19日、鈴木知事が教員を含む県職員(対象は約2万人)に総額60億円の給与削減を提案したのです。一人当たりにすると30万円という額もさることながら、そもそも公務員の賃金は人事委員会の勧告に基づいて決めるというルールを全く無視するものです。
みえ教育ネットワーク教職員ユニオンは12月28日「ルールを無視した暴挙である」と知事・教育長・福利給与室長に対して、抗議の申し入れをしました。
鈴木知事は「組合側の賛同が得られない場合は給与削減を強行せず、相当額の事業を削減する」(2011年12月20日「朝日」)と、教職員と県民との離反を招くような発言をしています。給与削減ではなく、長良川河口堰、川上ダム、RDF発電などいっぱいある無駄遣いをなくすことこそ先決ではないでしょうか。