9月13日(木)アスト津で「社会保険庁職員の不当解雇撤回」をかかげる学習支援集会が開かれました。
2009年12月31日、社会保険庁が解体・民営化され、日本年金機構がスタートしました。このとき525人もの社保庁職員が首を切られたことは、あまり知られていません。不当解雇された人たちは解雇の取り消しを求めて人事院に申し立てをし、現在審理が続いています。首を切られてから、かれこれ3年になります。貯金も底をつき、苦しい生活が続きます。アルバイトで食いつないでいるとはいえ、妻や子どもたちへの負担は、はかりしれないものがあるでしょう。
政府は、年金業務に習熟した30代から50代までの職員525人の首を切りましたが、その一方で日本年金機構は1000人もの新規採用をしています。それでも300人を超える欠員が生じ、現在も欠員が埋まらないといいます。年金業務は人手不足であり、経験豊かな職員を解雇する必要など全くなかったのです。
同じ公務員として、他人事とは思えません。政府はこの解雇が不当であったことを認め、一日も早く職場復帰できるようにすべきだと思いました。
首切りの経過などくわしくは「全厚生闘争団を支える会」のホームページをご覧ください。 http://www.geocities.jp/zks_sasaerukai/index.html