みえ教育ネットワーク

「 みえ 教育 ネットワーク 」は 三重県に勤務する、教育に関わる 全ての 職種 (正規・非正規 とも)、誰でも一人から入ることができる労働組合です。無料ブログのため、CMが入りますが、ご了承ください! ホームページは https://menwtuhp.jimdofree.com/ にあります。                 

小小森陽一さんが書いたブックレット「橋下維新の会の手口を読み解く」(新日本出版社)が好評です

 森陽一著「橋下維新の会の手口を読み解く」
 85ページ、600円、手軽に読めて、しかも橋下・維新の会の騙しのテクニックが分かりやすく書かれていて、読むほどにスッキリします。おすすめです。

<内容紹介>
第1章 有権者を扇動する手法 
 
第1章では『扇動の5つの手口』を明らかにします
(1)悪役・悪玉・適役を意図的に捏造して、そこに攻撃を集中する
(2)多くの有権者の抑えに抑えているうらみや怒りに働きかけ、それをはらすような幻想を与える
(3)論理的に矛盾したことを、別々のところで、しかもほぼ同時に言っておき、どちらに転んでも良いようにする
(4)あの手この手のパフォーマンスを連続的にくりだして、有権者に考える余裕を与えず、「思考停止」にしてしまう
(5)有権者の意識の回路を善玉か悪玉かという紋切り型の連鎖にはめこみ、橋下氏の善玉性をゆるぎなくする 

第2章 橋下氏の人間観、政治観
第2章では大阪教育基本条例に見られる橋下氏の人間観・政治観を解き明かします。
小森さんは「『他人への依存や責任転嫁をせず、自己の判断と責任で道を切り開く』(教育条例案)などということは、子どもには100%不可能なことですし、そのような非人間的なことを教育に関する条例で定めることほど、無意味なことはないと思います。」「(橋下氏は)子どもや教育についてわかっていない人なのだということが(この条文から)よくわかる。」と書いています。

第3章 「橋下氏の騙し」に対抗するために
 第3章では、維新の会を支持する人々の気持ちに向きあうことの大切さを説きます。
「(若者や女性の中には)明日の暮らしをめぐって不安でたまらない人が少なくないはずです。・・・それだけに、白か黒かはっきりしたものの言い方をする<この社会で生き残るには競争を勝ち抜くしかないのだ、役に立たない教師や公務員はクビにして当然だというような>橋下氏を、なんとなくいいかな、と思う面があると思います。」
「(そういう人たちに)『なぜ?』と問いかけること、そこからすべてが始まると思います。・・・私の経験では、この『なぜ?』を少なくとも3回問いかけると、どこかにウソのある議論はほころびが見えてくると思うのです。」
(具体的な例が挙がっていますが、それは本書を読む楽しみにしてください。)

なお、この本、よく売れて、入手しにくくなっているようです。「みえ教職員懇話会」が斡旋していますので、ご希望の方は、みえ労連(059-223-2615 mieroren@circus.ocn.ne.jp)までご連絡ください。

さてその小森陽一さんを招いての講演会が行われます。

小森陽一講演会
競争・統制・強制・自己責任
橋下「維新の会」の手口を斬る
    講演 小森陽一東京大学大学院教授)

11月23日(金・祝)10:30〜12:30
三重県教育文化会館6階ホール 定員200名
主催:みえ教職員懇話会

どなたでも参加できます。資料代500円。

<問い合わせ先> 三重県革新懇 〒514−0015 津市寿町7−50 
TEL&FAX 059−225−3401