政府は11日、原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、再稼働を進める「エネルギー基本計画」を閣議決定しました。2013年12月「共同通信」世論調査によれば、国民の3人に2人が脱原発を求めています。しかし安倍首相は11日の衆院本会議で、「そう簡単に原発はもうやめたと言うわけにはいかない」と述べるなど、世論無視の姿勢です。
翌日の中日新聞は、「福島の事故はもう忘れ、原発を使い続けようという宣言なのか。国の指針として、危険な道を示すべきではない。」「日本は再生可能エネルギーの宝庫である。北は風、南は地熱や太陽光に向いている。水力も豊富にある。長い海岸線を持つ島国の特性として、海に浮かべる洋上風力発電の潜在力も極めて高い。再生可能エネルギーは、地域の可能性である。原発維持は、その可能性を潰(つぶ)しかねない。」と政府方針を批判する社説を掲げました。
国民の願いに背をむけて「原発回帰の危険な道」をすすむ政権に対し、国民世論をさらに盛り上げていきましょう。
さて、そんな情勢の中、「チェルノブイリ・福島 いのちは宝」というイベントが企画されています。以下、紹介します。
《チェルノブイリ・福島 いのちは宝》
2014年4月26日(土)
開場13:00 開演13:30 閉演16:00
津リージョンプラザお城ホール
【チラシの呼びかけ文】
2014年4月26日、チェルノブイリ事故から満28年になります。この歳月、さまざまな痛み悲しみの中をかろうじて生き延びた子どもたちも「おとな」になり、結婚、出産に直面しています。放射能は世代を超えていのちを襲います。しかし、危うい命を生きてきたからこそ、命をいとおしむ彼らは、困難に負けずに「生きること」を択びます。
今回、ウクライナから迎えるシネオカヤ・インナもそういう若者の一人です。甲状腺の被曝という十字架の重さ、原発事故による幼児期の甲状腺被曝が、彼女の人生に何をもたらしたかを聴きます。
私たちがその十字架の重さのほんの一部でも分かち合うことができるなら、三重県や全国各地に避難しておられる福島原発震災被害者へのエールになり、このような理不尽な悲劇をくり返さないための大きな力になるでしょう。
参加費:一般1500円(当日余席があれば当日券2000円)
出演:シネオカヤ・インナの話
「汚染の大地チェルノブイリ−それでも私たちは生きる」
シンガーソングライター 「内田ボブさん」のライブ
二世代ハイブリッドユニット「ラニヤップ」によるライブ
久居高校演劇部による朗読パフォーマンス
「子どもたち・若者たちのチェルノブイリ」
問い合わせ先 みえ426の会
電話番号 059-229-3078 090-1239-1410
E-mail dotenoskanpo@yahoo.co.jp