これで「主体的な学びの育成」ができるの?
みえスタディ・チェックは学力テスト対策ではないのか
写真は「みえの学力向上県民運動」のロゴマーク(三重県教育委員会のHPより)
6月16日にみえ教育ネットワークは三重県教委とみえスタディ・チェックについて話し合いをしました。県教委の担当者はスタディ・チェックは子どもの「主体的な学び」や「活用力育成」が目的であり、学力テストとは無関係だと述べました。(6月23日付けブログ参照)
しかし7月初めに実施された第1回目のスタディ・チェックと「ワークシート」を見ると、あの説明は何だったのかと、大きな疑問がわいてきます。
国語も数学も出題されているのは学力テストのB問題とそっくり。そしてワークシートは、19年度から25年度までの学力テストのB問題そのままです。学力テストの問題1問ごとにシートを作り、解答用紙を付けてあります。担当者は「課題を見つけて、それに対応し改善できるようにワークシートを作る」と言っていたはずですが、これはどういうことでしょうか? まだ、テスト結果も出てなくて、課題も見つかってないのに、ワークシートもおかしいのですが、それが、学力テストの過去問と来れば、だれが見ても、スタディー・チェックは学力テスト対策と言わざるを得ません。
また今回のテスト問題は、教委が忙しくて問題が作れず、業者に委託したらしいという情報があります。問題の不備も見つかっているとのことです。
校長先生も、なぜそんなに急ぐのだろうと言っていました。ぜひ、校長会でも言ってほしいと、お願いしておきました。
それにしても、この前の教委との懇談での説明とはえらい違いです。県教委は「みえの学力向上県民運動」に取り組んでいますが、「学校・家庭・地域の教育力を高めよう」のスローガンが泣きます。 (H)