みえ教育ネットワーク

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他国で戦争することを「専守防衛」と呼ぶなら、何でもアリだ



         5月26日 国会前で戦争法案反対を訴える人びと

  戦争法案(政府は安保法案と呼ぶ)の国会論戦が始まった。野党の追及にたいして、安倍首相がごまかしの答弁をくり返す姿が目立つ。

  民主党の岡田さんは「米艦防護のために他国領域で戦闘することはないのか」と訊いた。安倍首相は「ない」と言った。しかし集団的自衛権で、移動する米艦を守るとなれば、当然他国領域での戦闘も覚悟しなければならない。「ない」と言う答えは、国民に正確な情報を与えているとは言えない。

  長妻さんは「日本が攻撃されなくても、集団的自衛権を発揮して戦闘するのは、これまでの専守防衛の説明とは違うではないか」とただしたのに対して、安倍首相は「わが国の存立が脅かされているときに国民を守るのは、まさに専守防衛だ」と言ってのけた。

  共産党の志位さんは、派遣される自衛隊員への危険が格段に増すことについて質問したが、これに対しても「リスクが増すことはない」と無責任な答弁。

  重大な憲法解釈の変更をしておきながら、「これまでと変わらない」とのウソの答弁で国会を乗り切るつもりのようだが、真実を知った国民の間から、反対の世論が一気に高まるのではないか。国会中継を見ていて、そう感じた。

  さて、そんな中、元自衛官の泥 憲和(どろ・のりかず)さんによる講演会が予定されている。「日本が攻められたときは自衛隊が守ります。しかし安倍さんのやろうとしていることは、アメリカの戦争に自衛隊を差し出すことです。私は日本の若者の命が奪われることに反対します」と語る泥さん。

  国会審議の山場に当たる時期でもあるだけに、多くの人に聞いてほしい話だ。講演会は7月4日(土)1:30〜鈴鹿市文化会館で開催。参加費500円。主催は泥憲和講演会実行委員会。詳しくは添付のチラシ参照。   (Y)