みえ教育ネットワーク

「 みえ 教育 ネットワーク 」は 三重県に勤務する、教育に関わる 全ての 職種 (正規・非正規 とも)、誰でも一人から入ることができる労働組合です。無料ブログのため、CMが入りますが、ご了承ください! ホームページは https://menwtuhp.jimdofree.com/ にあります。                 

土曜授業の見直し、部活動の制限・・・教育委員会との合意広がる

みえ労連/みえ教育ネットワークが14市教育委員会と懇談

 みえ労連/みえ教育ネットワークは10月24日〜11月9日にかけて三重県内の14市教委を訪問し懇談しました。

 事前アンケートに基づく懇談内容は多岐にわたりますが、「教職員の過重労働軽減」は大きなテーマであり、土曜授業の見直し、部活動の休養日設定などでは教育委員会と組合との立場を超えて共感的な話し合いが出来ました。

 ある市では教育長さんが出席し「土曜授業は教員・子どもの負担大きい。これまで(県のガイドラインを受けて)年間8回実施していたが、近隣市町とも相談し年間3回に見直すことにした。」

 「中学校の部活動はものすごく負担が大きい。下校するまで何もできない。もっと国や県が考えるべき。総量規制は必要だ。そうでないと『うちの先生サボっている』と見られる。」などと語りました。

 私たちは名古屋大学・内田良準教授の「部活動は週3日でいい」などの見解も紹介しながら、「総量規制をいっしょに実現しましょう」と話しあいました

 そんな中で三重県教育委員会の「県部活動ガイドライン策定委員会」が8日、「中学校では週2回以上の休養日」などとする中間案を出しました。注目すべき動きです。以下伊勢新聞より引用します。

    **********以下伊勢新聞11月8日付より引用***********

 部活休日、中学で週2 三重県教委中間案、高校は週1以上

 教員の長時間労働を是正するために公立中学・高校の部活動の運営を考える「三重県部活動ガイドライン策定委員会」が7日、津市栄町1丁目の県職員研修センターであり、県教委が中学で週2回、高校で週1回以上部活動の休養日を設けるよう求める中間案を示した。委員からは「現状に合わない」「柔軟に運用できる文言にすべき」などの意見が相次いだ。最終案をまとめ来年度から運用を始める。

 策定委は市町教育長会や校長会、体育文化団体、PTAなどの代表ら13人で構成。県競技力向上対策課の職員がオブザーバーとして参加する。開催は全3回の予定で、年度内の策定を目指している。今回は9月の初会合以来2回目の会合となった。

 中間案では部活動の休養日や活動時間の設定を各校に要請。1週間に休養日を中学校で2日、高校で1日以上設定し、休養日のうち1日は土日とすることを求めた。平日の活動時間は中学が2時間以内、高校が3時間以内とし、休日はいずれも4時間以内と定めた。

 県教委の中間案に対し、県立四郷高校長の阿形克己委員は「土日に遠征試合や大会が入っている場合があり、土日に必ず休養日を設けるのは難しい。部活動が進路決定に絡んでいるのも事実」と指摘した上で「実態を踏まえると柔軟なものにすべき」と述べた。

 一方、四日市市教委教育長の葛西文雄委員は「学校で5日制が始まったころに部活動も週に1回は休もうということになったが、いつの間にか活動時間が以前よりも増えていた」と分析。「これまでの流れをしっかりと受け止めた上でやっていく必要がある」とした。

 県教委は委員の意見を踏まえて中間案に修正を加え、12月中旬から1カ月間、意見公募を実施。その後第3回の策定委を開く。

 *********** 以上引用終わり ***********


      ↑ 中日新聞11月8日


      ↑ 伊勢新聞11月8日