みえ教育ネットワーク

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ニュースで心をつなごう……みんな 生き生き!!

 みえ教育ネットワークニュース4月号の紙面より 
 「みえ教育ネットワークニュース122号」(4月18日)には新学期を迎えた組合員の近況が投稿されています。組合員は各地に散らばっていますが、ニュースで心をつなごうという試みです。抜粋して紹介します。

    楽しいよ!一年生担任  N・Jさん
 4月1日の異動で、新卒の新採さん2人を迎え、職場はより若くなりました。
 担当学年は、去年と同じ小学校1年生です。入学式に掲示する名簿作り、下校の計画、教材の注文など、今年は入学式まで5日間もありしっかりと準備ができました。

 入学式は、6年生の児童が荷物を所定の場所に入れるのを手伝ってくれたり、式場の席まで手を引いてくれたりして、本当によく助けてくれ無事終わりました。

 引き継ぎ事項のある児童が多く、子どもたちに会うまでは、自分が1年間やっていけるのか不安でいっぱいでしたが、子どもたちの顔を見たら、かわいいなと思えて安心しました。

 初めの1週間は、1年生にとっては初めてのことだらけで大変でした。入学式後、1日目のメインイベントは、下校です。誰がどのコースで帰るかしらべて表にし、フリーの先生にも引率をお願いしできる限りの準備はしましたが、やはり手違いがありました。上り坂を1時間も歩いてもうへとへとです。大人でも大変なのですから、子どもはなおさら大変です。励ましながら歩きました。

 次の日のメインイベントは、初めての給食です。この日は、子どもたちの好きな麻婆豆腐だったので、助かりました。ご飯が茶碗に盛りつける日で、しかもスプーンだったのでラッキーでした。

 お皿に盛りつける日で、しかもお箸だときれいに食べるのが大変なのです。初日から、残さずにぜーんぶ食べてなかなか元気のあるクラスだと思いました。飲んだ後の四角い牛乳パックを、開く作業もコツが必要で大変です。フリーの先生が、支援に来て下さって本当に助かりました。

 3日目、いよいよ国語と算数の授業が始まりました。発表する内容は、教科書を見ればわかることなので簡単ですが、発表の仕方・友達の発表の聞き方を指導していきました。

 日本語がわからない子が、一人いるのですが、スペイン語で「これなんていうの?」と聞いて、発表する姿がすごいなあと感心しました。

 今はまだ、知らない者どうし名前もわからない、といった感じですが、仲を深めて学び合える集団にしていきたいなと思っています。

    校長交渉もスムーズに  N・Yさん いよいよ新学期が始まりました。今年度は学部異動と、初めて分掌の部長が回ってきて、年度末から今までになく忙しくなりました。

 とにかく会議が多く、資料を作るだけで時間がかかります。そして、新しく担当する子どもたちのことも。採用は3年目ですが、講師時代を含めると同じ学校で9年目となるので、いろいろな仕事を任されます。初めて経験することが多くて戸惑っています。

 さて、新しい子どもたちとの出会いです。最初の一週間は、こちらの様子を見ている感じでした。お互いのことがわかるまでは、もう少し時間が必要ですね。

 校長が代わり、職場交渉をしました。要望書の内容をよく理解し、「お互いに気持ちよく仕事できる職場にしよう。」と前向きな話し合いができました。

      退勤は毎日8時を過ぎるけど  Oさん 今年度、私にとっては最後の異動でした。定年退職まであと3年だからです。年をとってくると異動はきつく、できれば今の学校で最後まで勤めたいとまで思っていました。

 例年のごとく(いいえ例年以上に)慌ただしい春休みを乗り越え、ドキドキ、ワクワク感と少しの不安で4月2日を迎えました。

 新しい職場は前任校の半分の規模で2クラスずつです。職員会議の雰囲気はなんと落ち着くこと。数が少ないだけで落ち着くのです。前任校の大変さを改めて感じました。 会議の議論も提案に対して前向きに支えようという雰囲気があり、とてもいいです。始めてきた私が発言しても受けとってくれる雰囲気です。ほっと一安心でした。

 校長と職場交渉もしました。その場ではきちんと受け取ってもらえたと思います。
 保護者に配る「異動のお知らせ」のプリントに講師と教諭の違いが書いてあったので、職員会議で「同じ仕事をしている先生だから、講師と教諭の違いを保護者に知らせる必要はない」ことを伝えました。校長は「今年度は印刷をしてしまったから、来年度から考慮する」と答えました。私もこれで納得するしかなかったですが、考えは受け止めてもらえたと思っています。

 担任は1年生です。これもまた不安材料でした。「初めて1年生を担任する先生と2人でお願いします」と言われていたからです。地域のこと、学校のしくみなどわからないことだらけですが、とっても素直で娘のような相担に恵まれ、何とかやれています。

 クラスの子どもは33人です。1年生の33人は多いです。子どもたちはひらがなが書けない、十分に読めないのが当たり前の時期です。教師が全てやっていかないといけないので一番忙しいときです。

 退勤時刻はいつも8時を過ぎてしまいます。周りを見渡すと、残っているのは1年生の2人と教頭という日が多いです。「働き方改革が必要やでな」と言う声が飛び交っています。超過勤務を減らそうと考えている先生が多いことも嬉しいです。
 まだ始まったばかりですが、これからの日々が楽しみと思える毎日です。

    職場変わってうれしい出会い  Dさん
 4月に職場を変わりました。職員室の中に昔の教え子と保護者がいました。
 休み時間に若い女性が近寄ってきて、「先生、私K中学校で教えてもらったHです。覚えてます?」と行ってきたので、「ごめん、はっきり覚えてない。」と正直に答えたら、「私、すっごく覚えてます。あの『空中ブランコ乗りのキキ』はめっちゃおもしろかったです!」と1年生の最初にやった教材名を上げてきました。

 また、印刷室にいたとき、介助員の女性が入ってきて、恐る恐る「先生、私S中学校で息子がお世話になったOです。覚えていらっしゃいます?」と言ってきました。「ああ、よく覚えてますよ。テニス部でずっと一緒だったし、たしかダンスもやってましたよね。」と答えたら、「ええ、そうです!」といっぺんに笑顔になって「いまはN大学の4年生で○○の方面に就職するつもりだと言ってます。

 そうそう、同じテニス部のK君は〜」と話が止まらなくなりました。どちらも大変嬉しい気持ちになったひとときでした。
                           抜粋引用 以上