全国学力テスト あなたの学校ではどんな様子でしたか?
2013年4月24日(水)全国の小6と中3全員を対象に、第7回全国一斉学力テストが行なわれました。みえ教育ネットワークは「今のようなやり方は、競争をあおり教育をゆがめるだけ」としてテストの実施に反対してきました。
四日市市では教育委員会の指示で、過去の問題が生徒に配られました。教育委員会の担当者は「問題に慣れておく必要があるから」「よその市町はもっとやっている」といいますが、こうした発言の背景として、全国の平均点競争が激しくなっており、市教委がその渦中に巻きこまれていることを指摘しないわけには行きません。
三重県教委は「訓練、訓練したところで、実際、子どもたちが本当の意味でまなびたいとか、学力を向上させたいという意識にならない限りは、たとえ少し点数が上がったとしても意味がない。」と述べています。私たちもその通りだと思います。
にもかかわらず、現場では、県教委の見解に反するようなことが平気で行われているのです。
◆四日市市のA小学校では、過去問題を「宿題」としてやらせました。テストの前日には「宿題」でわからなかったところを質問タイムをとって説明するという念の入れようです。
◆鈴鹿市のB小学校では、過去問を印刷し、授業中に問題を解かせました。平均点を気にするあまり、本来の授業とはちがうことを生徒に強いているのです。
◆その他、「4月に入ってから教科書は一度も開かず、学力テスト対策ばかりしていた」という保護者からの訴え(四日市2012年)も届いています。
◆他府県では
「朝学習の時間から学テの練習問題をすることになった」
「当該学年だけ春休みの宿題を出すように教育委員会から指示があった」
「授業を削っての過去問題や復習プリントで、正規の授業の進度が遅れた」
「テストの一週間前から教科書を使う授業はなくなりテスト練習だけになる」
などの実態(2012年、全教アンケートより)が報告されています。
みなさんの勤務する学校やお子さんが通う学校ではどんな様子だったのでしょう?下記まで情報をお寄せください。
mieroren@circus.ocn.ne.jp
↑教育ネットワーク「学テ反対パンフレット」の表紙より